歯や口と全身の健康

 歯や口の中の健康状態(衛生状態)は,全身の健康状態に影響をあたえることが,世界中の様々な研究により明らかになってきました.

 例えば,歯根や歯肉に炎症が起き,そのまま放置しておくことで細菌が増殖します.その細菌が血液や粘膜を通過して全身に行きわたり,腎臓病,心臓病,目の病気などになることがわかってきました.

 また,高齢者では食事を飲み込むことが難しくなり,誤ってお口の中の食べ物や唾液が気管に入ってしまいます.このように食事を飲み込むときに,本来の食道ではなく,気管(気道)に食べ物が入ってしまうことを誤嚥(ごえん)と呼びます.誤嚥が起きた際,お口の中に細菌が多い状態だと,細菌がはいにまで入り誤嚥性肺炎を引き起こします.近年,誤嚥性肺炎により亡くなる高齢者の方が増えていることで,高齢者の口腔内を清潔に保つ重要性が高まっています.

 このように,歯や口の中の健康状態は全身の健康状態と密接に関連しているのです.そのために,お口の中の健康状態を保つ,オーラルヘルスケアが世界的に注目を集めています.

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